海外の友人の家族への愛情や普段の在り方を聞いて、価値観が広がった話①【海外エピソード】
ロンドンに住んでた頃、家族においての価値観が変わった大きな出来事が2つありました。
ひとつ目は「家族との連絡頻度」
ふたつ目は「ハグの文化」
日本の人でも特にビックリしない人もいるでしょうけど、個人的には結構衝撃な出来事だったので記載。
今回は「家族との連絡頻度」
海外の友人の家族への愛情や普段の在り方を聞いて、価値観が広がった
皆さん、家族とどれぐらい連絡とりますか?
僕は今でこそ連絡頻度は増えましたが、20代前半の頃とかは半年に1回、下手したら1年に1回ぐらいでした。
それこそ会話の内容はちょっとした近況を話して終わり。
時間で言うと5分ぐらいで終わるような会話でした。
家族との連絡頻度
そんな家族との連絡頻度の僕が、ロンドンの語学学校でコロンビアの友人リナと会話をしてた流れから、
わたくし→Z
リナ→L
「」が会話で、()が心の中の声です。
(誰かと楽しそうに喋ってるな。あ、電話終わった。)
Z「楽しそうに喋ってたね。誰と喋ってたの?」
L「ママだよ」
Z「へえ、よく連絡するの?」
L「ほぼ毎日するよ」
Z「え?ほぼ毎日?」
L「もちろん、あなたは?」
Z「えー、半年に1回とかかな?」
L「え?」※メチャ驚かれる
L「それは少なすぎるよ!家族のこと愛してないの?」
Z「いや、そんなことはないんだけど…」
Z「多分、日本人はそんなに頻繁に家族と連絡とる人は稀だと思う」
L「それはあまりいいことではないね、寂しいよ」
ここでふと「文化の違いだからなのかな?」っていうのが頭を過ぎった。
あくまでも個人的な意見ですけど、今の若い世代の人とかだと頻繁にとる人も多いでしょうけど、80年代の世代(少なくとも僕の周りの友人)は、家族との連絡ってあまりとらない人が多いんじゃないでしょうか?
なんとなく「小っ恥ずかしい」みたいな感覚。
そんな事を考えてたら、周りに居た他の国の友人が会話に入ってきた。
イタリア人、トルコ人、中国人、韓国人の友人。
Z(お、他の国の人はどうなんだろ?気になる)
Z「みんなはどう?家族とどれぐらいの頻度で連絡とる?」
イタリア人とトルコ人の友人はほぼ毎日。
中国人の友人は3日に1回ぐらい。
韓国人の友人は週1回ぐらい。
そして僕の連絡頻度を聞いて、やっぱりみんなびっくりする。
この時、世界のスタンダードを知って、結構衝撃を受けた。
「僕の感覚って、世界の人からしたら異常なんだ。」
※もちろんたまたま連絡をとる頻度が多かった友人が居ただけかもしれないので、これがスタンダードとは言い切れないが、それでもおそらく僕の「半年に1回」とかの頻度は相当少ないんだと思う。
もしかしたら「核家族」っていう概念も海外には馴染みがないのかもしれない。
この時から家族(僕の場合は親)と連絡を取る機会が増えた。
といっても月に1、2回だけど、会話する時間も伸びた。
周りの友人にたまに「親と連絡とってる?」と質問しても、ほぼとってないし、とったとしても近況話して終わる。
という、それまでの僕の感覚を持っている人がほとんど。
家族への接し方の価値観を広げてくれた友人に今でも感謝が尽きない。